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「遙人………オレこそごめん…」
蒼太がそっと俺を抱き寄せ、額に口づける。
「オレ………遙人がアイツに盗られたって思ったら頭に血がのぼっちゃって…。
泊まったって家に迎えに行ったら彼シャツだし…」
苦しそうに蒼太が言う。
「何もなかったよ?南さんは吐いて倒れた俺を介抱してくれただけだよ……」
「アイツに………触られてない?こことか…」
と言いながら、蒼太は俺の唇にそっと自分の唇を合わせてきた。そのまま角度を変えて深く口づける。
「そ……うた。ダメだよ…人が…通るから…見られちゃ……んっ」
舌を絡めとられ言葉が続かない。いつもより余裕のない荒々しいキス。
「ふっ…………あ…」
角度を変えながら何度も何度もキスされて、俺も必死で応える。
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