生徒会としての生活

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生徒会としての生活

4月27日(月)7:01 目が覚めた愉快の一日は必ず時計を見るところから始まる。 「今日は1分か上出来だな。」 黒のタートルネックをカッターシャツの下に着てすぐに制服に着替えた。 右ポケット 携帯 ガム  左ポケット ライター 家の鍵 いつもの準備をしリビングへ降りた。 「おはようにーに、昨日何時に帰ってきたの?」 乙葉がコーヒーを愉快の前に置き疑問そうに聞いてきた。 「おはよう乙葉、えーと昨日は23:29分だったかな?」 とコーヒーを飲みながら答える 「いっつも疑問だったんだけど、毎回なんで分刻みでおぼえてるの?」 「いやそれは、よく携帯触ってるからだよ」 毎回乙葉の鋭さには驚かされる。 「ふーん、そうなんだ。やば!もうこんな時間じゃん! 戸締りよろしくね!行ってきます!」 と元気よく出ていく乙葉を笑顔で送りその五分後に愉快も出たのであった。 愉快は耳にイヤホンをつけながらスタスタと早足で学校に向かい、誰一人会話することなく昼休みを迎えたのだった。 12:01 「はぁやっと昼休みか。やっぱりここは落ち着く。」 屋上から空を見上げながら乙葉が作ってくれたお弁当をムシャムシャと食べていると 「あ!愉快くんはっけーん!」 と声がする後ろを振り返るとそこには光彩零が立っていた。 「へーここで昼休み過ごしているんだねー、えーっと一人?」 このポンコツわざと言ってやがるな 「零先輩おはようございます。そうですね、一人が落ち着くので・・・」 「そっかそっか!なら私もここでお昼過ごそうかな ハハッ」 頼むからやめてくれ 居場所を取らないでくれ。 「それもいいですね ところで何か用ですか?」 愛想笑いで返す。 「そうそう、今日ね篠風先生から愉快くんが生徒会に入るって聞いたんだよ だからね今日集まることを伝えに来たんだよ」 集会か本当にめんどくさい しかしそれが仕事だしな・・・ 「あ、そうなんですか、わかりました放課後何時ですかね?」 「えーっと、16時くらいかな!遅刻しないようにね じゃあよろしくね~」 と言いった光彩零は帰っていった。 「めんどくせーな、、、1stも変な役俺に押し付けるなよ。」 愚痴をこぼしながら弁当箱を片付ける。
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