本当の自分

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快感だった。気分が最高によかった。こんな気持ちは生きていて初めてだった。 罪悪感なんてものはない。 なぜかって?するべきことをしただけなのだから。 10歳になったその日 階級も上がった。13thになっていた。 そこで考えた、こいつらを殺して階級が上がる。 なぜこんなことをしなくてはいけなくなったのか すべての元凶を。 そう、知樹が5thのスター持ちだったからだ。 知樹がそこの位置にいる限り階級が下の奴らは愚痴を言い出す。 そのたび俺は殺し続けた。 しかし仲間が少なくなるのは本当に寂しい。 でも何故か、新しい奴が入ったとしてもそいつらが必ず愚痴を言い出す。 このままじゃ、自分の居場所がなくなってしまう。 それはどんなことよりも嫌だ。 一人は寂しい 一人は嫌だ 殺すしかない。自分の居場所を取る奴は。 必ず殺る・・・・・ その日初めて泣いた。人生でこんなに泣くなんて思ってもいなかった。 それほど親友というものは俺にとっては大きかったんだと悟った。 取り返しのつかないことをしてしまった。 俺は一人では何もできない。
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