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「何するのよ!?」
私は思わず体を起こす。だけど、男は何も答えず、力ずくで私を押し倒して胸の上に馬乗りになると、今度は左腕を手錠でベッドに繋ぐ。
上半身の自由を失った私には、足を激しくバタつかせて抵抗することくらいしかできない。
だけど、男はタイミングを合わせて私の右足を捕まえると、手際よくベッドに繋ぎ、続いて左足も捕まえて繋いだ。
「SMになんか興味ないって言ったでしょう!?」
私は男を睨み付ける。だけど、男は薄ら笑いを浮かべて、私の胸を撫でる。その瞬間、私の全身にゾワゾワと得体のしれない感覚が走る。決して気持ち悪くはない。むしろ、気持ちがいい。
「手荒な真似をしてすみません。だけど、これからあなたには激しい快感が訪れます。だけど、解放のためにはそれが必要なんです。だから、決してその快感から逃げてはいけないのです。ですから、念の為に繋がせてもらいました。大丈夫そうならすぐに外しますよ」
男はそう言うと、ゆっくりと私の胸に顔を近づけ、舌で乳首を弄り始めた。さっきのゾクゾクとした感じがどんどん強まり、全身が痺れるような感覚に包まれてゆく。
そして、私は自分が濡れていくのを感じる。
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