衝撃的な事実

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衝撃的な事実

披露宴での演出がひと通り終わり、招待客が花嫁さんと花婿さんと記念写真を撮ったり、席を離れて話を始め、ざわざわし始めた。 わたしは席に着いたまま、結城課長達とたわいない話を楽しんでいた。 「拓馬さんも出席されてたのですね!!」 結城課長に、背後から可愛らしい声をした女性が話しかけた。 振り向くと、そこに結翔の奥さんがいた。 「なんで、お前がいる」 「夫がお嫁さんの大学時代のゼミ仲間なんですよ。 それで、夫婦で出席しました」 きゃぴってる結翔が苦手なタイプの奥さんに、わたしは驚いた。 見た目も……、可愛い感じはするけれど、ずば抜けてはいない。 「旦那の所へ戻れ、こっちくんな。おまえ、大宮建設の御曹司をはめて結婚したんだろ。旦那、可哀想にな」 「えへっ、でもわたしは拓馬さんのお嫁さんになりたかったな」 「俺は、おまえなんか死んでも相手にしない。あっちへ行け、シッシッ」 結城課長が結翔の奥さんに対して、かなり嫌そうな表情を浮かべ、虫ケラのように扱う。 結翔が……大宮建設の御曹司??? 10年間付き合っていたのにわたしは知らなかった。 そして、この小悪魔というより魔女みたいな女性に、結翔がはめられて結婚したという事実を知り、衝撃を受けた。
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