嵌められて大切な人を失った side 結翔

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嵌められて大切な人を失った side 結翔

まさかの過ちで、俺は大学入学時から10年間も付き合った大切な彼女と別れる事になってしまった。 T大の建築学部の修士課程まででた俺だけど、建築デザインに関してのセンスを持ち合わせてなく、親父に認めて貰えなく、後継者教育として入社4年目から社内で身分を明かし、親父の秘書を務める事になった。 今までは、設計士としてはパッとしなかったからか寄り付いてこなかった女性社員から、ひっきり無しにアプローチをされる生活にげんなりする。 彼女の凛音と比べたら、どんな女性も見た目も性格も何もかもが劣るから、興味なんて抱けない。 秘書として親父について仕事を覚える中、夏のある日。 秘書課の社員を労うためと、親父の指示で駅前のホテルの最上階にあるビアガーデンへ行った。 俺はやらかした覚えはない。 ただ、夏の暑さと親父に認めて貰おうと毎日家に帰ってから経営学の勉強をしていたのが祟り、目眩がしたから先にお暇させて貰い、ホテル内に部屋を取り眠る事にした。
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