今後の日本。

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今後の日本。

2045年、原発は、既に過去の遺物になっている。電力は、既に、人力電力になっているが、誰も痛くも痒くも無い。渋谷スクランブル交差点や、新橋や銀座、原宿竹下通りを歩く人達が歩く度に、発電所に蓄電されていく、というシステムになっている。地下に蓄電システムが通り、路上を人が歩くと蓄電される。世の中も健康志向になり、ウォーキングブームが起こり、人々は、健康と実益を兼ねて、ひたすら歩く。スマホ依存症患者も、もういない。公共の場で携帯電話を出す事が禁止され、取り出すと罰金が徴収されるからだ。携帯電話を利用する時は、公衆電話と自分の携帯電話を使用する電話室や、電話所が、所々に設けてある。それでも、人々は、決して不幸では無いと思う人が圧倒的に多い。 2025年に、文明簡素化政策が施行され、新聞が主流になり、電車やバス車内では、読書を楽しみ、自宅では、家族間の会話を楽しんだり、ノートにひたすら書く。学校や職場では、交換日記があちこちで交換され、人々は、文字の読み書きを楽しむ。2030年頃に、原発廃炉を国連から求められて、内閣は、渋々受け入れる。そして、電力を作り出す方法を国民投票で公募した結果、人力電力に閣議決定した。そして、健康促進派が選挙で大多数を占めて、人々は、気軽に出来る運動として、ウォーキングをするようになり、結果的に、昭和と少し形を変えて、文明が簡素化され、人々に笑顔が戻った。
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