第4話あとがき

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第4話あとがき

 今回は主人公が吸血鬼に転化する場面です。  作者が今まで読んできた吸血鬼の漫画や小説では歯が全て生え変わるという描写はなかったのですが、現代人は虫歯の治療で銀の詰め物をしている人が多いですよね。  なので“吸血鬼の苦手とする銀が口内にあったらマズいのでは?”と考え、転化するときには歯が全て生え変わるという設定にしました。  今回の話を書くうえでどこに一番苦労したかといえば、ラブホの部屋の構造ですよ。なんせ行ったことありませんので、部屋の内装はともかくバスルームやトイレの位置なんて知りませんし。  なんとかエロゲーの背景やその手の写真をググって調べましたが……ええ、これは取材ですよあくまでも。  ちなみに作中でヒロインであるマリーに『看護婦』という言葉を使わせましたが、もちろん作者は現代において看護師という言葉を使うべきだというのは知っています。  これはただ彼女が数百年も生きているということの表現であり、当然のごとく男女差別の意図があるわけではありません。  団塊世代の人が野球の話題で盛り上がってるとき、DeNA(ベイスターズ)を思わず大洋(ホエールズ)と言っちゃうようなもんです。  また彼女を転化させた吸血鬼(ヴァンパイア)(闇の父)であるポール・アズナヴールですが、実はマリーの姓はフランスのポール・ヴェルレーヌという詩人からとったので、そこから名前のほうだけをお借りしました。  次回は主人公が弱った体を回復させるため、初の吸血をする展開になります。  直接的に淫らな行為はさせない予定ですが、マリーも言ってたように吸血鬼(ヴァンパイア)にとっての吸血行為はすなわち性行為なので……ちょっとだけアレなシーンになるかも?
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