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僕と休日と黄金色
ゴールデンウィーク。
それは初夏...新学期で浮き足立っていた気持ちがだんだん冷めてきて、少し気怠さを感じ始めた頃にやってくる休日である。
高校2年生、地味男子高校生の僕にはそんな休日に若干ウンザリしていた。
家にいても両親や妹に何だかんだ小言を言われるだけ。それなら誰かと遊びに行こう、と友人何人かを誘ってみたが、やれ彼女とデートだのやれ家族旅行だの...リア充か!
さすがにこんな人が多そうな時に1人で映画やカラオケに行く気はしない。仕方がないので隣町の本屋にでも行こうと、電車に乗り込んだ。
そこで、出会ってしまったのだ。
「...え、川村くん?こんな所で何してるの?」
髪を鮮やかな金色に染めた、クラスメイトの女子に。
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