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ついに来た(非)王道学園
俺達は全速力で走り何とか登校時間には間に合った。だが…間に合ったのはいいものの、このバカでかい門をどうやってくぐればいいのだろうか?
俺が悩んでいると隣にいた和真が俺に背を向け、しゃがんでいた。
咲菜「?どうした和真」
和真「咲菜、俺の背中に乗って。俺がおんぶし て咲菜を運んで門登るから。」
咲菜「は?!い、いいよ。これぐらい俺にだって出来そうだし」
そう言って俺はこの門を登って行った。
俺はまぁ、平均的な筋肉ぐらいはあるから、何とかして門の上までは行くことが出来た。
だが、上に登ることが出来た達成感からか、誤って手が滑ってしまった。そしてどうやら俺は和真の居ない校舎の方向へ落ちていったので俺を受け止めてくれる奴が誰もいなくなった。
つまりはあのでかい門の頂上から落っこちたんだ。
咲菜「ふぅ、やったー!ツルッ…は?」
和真「咲菜!!」
咲菜「う、うわあああ!!」
俺は自分に掛かるであろう痛みを覚悟し目をつぶった。
だが、俺が想像していた痛みは何時になっても来ず、逆に何かに包まれる様な感覚に違和感を覚え俺は目を開けた。
すると…
?「な、何をしているんですか貴方は!?」
眼鏡の凄いイケメンが俺の事を姫抱きにしていた。
つまりはこの人に助けられたんだ。
俺は感謝を述べようとこの人の方見たら…
?「ヒッッ!」
…俺の目付きに怯えてしまい、手を離してしまった。
ドサッ!
咲菜「イッッタ、、、」
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