2いとしのエリー

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全員の息が止まったかの様に会場は一瞬にして静寂に包まれ、私も一様に叫び声の聞こえた方を注視する。 声のした控室(台所)のドアがバタンと開き、デート師のエリー様がよろよろと後ろ歩きで出てきて、その場にペタンと尻餅を付いて。 そして、真っ青な顔で台所を指差し、震える声を絞り出した。 「あ、愛と死のエリー様が、し、死んでる!!」
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