Ⅴ 命の光
5/6
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
11人が本棚に入れています
本棚に追加
/
30ページ
「違うんだ」 「えっ」 私の言う意味が良くわからないという風に、振り返った子供が小首を傾げた。 「私はお祖父様や父様に会いにきたんじゃない」 「……」 子供が再び表情を強ばらせて、戸惑ったように私を凝視している。 でも私は愛しい人の面影を宿す、その現し身とは知らぬ子供の瞳を食い入るように見つめていた。 ああ。その眼差し。 彼女を再び見ることは、決して叶わないと思っていたのに。
/
30ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
11
スターで応援
111
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!