第4問:ビョルン・アンドレセンに似てるんだよなぁの巻

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第4問:ビョルン・アンドレセンに似てるんだよなぁの巻

 木馬の乗組員の一人にて金髪の美青年である、ジョブ・ジョン。彼はその外見から色々とホワイトベースのクルーから誤解を受けていました。  そんなジョブは煩悶した末に乱罵先生へ自らの身体を委ねるかの如くお悩み相談に来ました。 ジョブ『僕ってこんなナヨナヨした感じだから、何かみんなから、その、何て言うか、どう言うべきかは困るけど……ホ、ホ、ホ、ホモセクシャルなんかじゃないか? って噂されているんです。それってスゴい誤解なんです。本当にみんなの偏見なんですっ! た、ただちょっとだけ、男の人の裸に僕は興味があるだけで……ほ、ほんのちょっとだけ他の男の人の股間というか局部に関心があるだけで、あ、しっかりとパンツを隆起させた状態の方が何だか僕は興奮するんですけど、それだって僕は決して毛むくじゃらの胸筋や上腕二頭筋の逞しい男性に抱かれて、滅茶苦茶にしてほしいなんてリビドーはないわけで、僕は本当にノーマルで、バナナとか茄子とか大根や人参を眺めても全然何も思う事はなくて……ぼ、僕は、僕は、僕はぁぁぁぁぁぁぁっ!』  ジョブがそう言って頭を抱えて悶えると、すかさず乱罵先生はステテコのパンツを脱いで自らの熱く脈打つ魔羅を無理やりジョブの口に入れ込みました。 ジョブ『ウゴっ! ゴホ、ゴホ! な、何をするんですか、乱罵先生! 喉まで突っ込まれて僕は呼吸困難になりましたよ!』 乱罵先生『うろたえるな! これが喉まで強引にファルスをぶち込むイマラチオというものだ! 小僧は自らの性癖をまだ認めてないだけじゃ。真の自分を解放しろ。そのキッカケのオーラル・セックスなのだよ。さすれば自ずと小僧は男の身体を求める覚醒が始まる。いやさ、確かに女子(おなご)を凌辱し尽した果てに衆道に入り込むのもそれは常なり。だが、極めん到達地は若色の酒池肉林。女体の熟れの蜜より、先に男の味を知るのも良かろう。思えばドズルやドレンやガトー連中には早々とア〇ルの快楽を教えてやったもんよ。シャリア・ブルにも一発カマしてやったが、いかんせん、老体の身ゆえに腹上死してしまったがな、ガッハッハッハッハッ! ワシは豚や猪や河馬のア〇スにもぶち込んでみたが、なかなかの締り具合だったぞ。今度はゴリラやライオンをも試してみたいものよ。哺乳類は皆穴兄弟になれるということか、ガッハッハッハッハッ! うぬも自分の心赴くままに女も男も貪るように抱くが良い。もしくは抱かれるが良い。それこそ漢(おとこ)として成就するための一路なのだ!』  乱罵先生のそんなありがたい説法を聞くと、ジョブは双瞳から涙滂沱と慟哭の嵐。 ジョブ『乱罵先生……心、洗われましたっ!』 乱罵先生『うむ、若気の至りとは時代と世代違わずあるもの。己のLGBTは急ぐ事無くゆっくりと涵養すれば良かろう。若者のセクシャリティの可能性は無限大。オラ、ワクワクするぞ! これにて落着! イッツ、ソリューション!』  どうにも乱罵先生は男と性交しなければ、意味不明な漢(おとこ)という考え方にはならないと仰ってるようですが、兎に角、乱罵先生がそう断じれば決まりなのです。乱罵先生こそが世界のルールなのです。ビバ! 乱罵先生!                               了
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