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最終章┨僕の休日┠
ふあぁ~!大きく
あくびをした僕は背筋を伸ばす
僕:水城(ミズキ)
「ん~!はぁ…」
敷布団から起き上がって時計を見る…
朝の8時、あいつ…今、何してんのかな。
僕は自分のスマホを起動して
あいつの、狼野郎の電話番号を探す。
あった…
ピッ…トゥルルル…ガチャ!
電話口
如月 邦人
キサラギクニヒト
『よっ!兎…君の電話、待ってたんだ…
昨日も深夜まで待ってたのになんで
電話してくれなかったんだ?』
電話でるのはやっ!
僕:水城(ミズキ)
「いや…昨日はその、疲れてたから…」
電話口
如月 邦人
キサラギクニヒト
『疲れてたなら、俺がマッサージしてやったのに…
で…準備はしといてくれたんだろ?
俺と同居してくれる準備を、さ…』
僕は昨夜、用意した
灰色のキャリーバックに視線を向けた。
僕:水城(ミズキ)
「んー、まあ…」
電話口
如月 邦人
キサラギクニヒト
『おお!そうかそうか!じゃあ、さっそく!
今日、午前中に駅前の喫茶店でな…!』
あ、電話が切られた…
まったく、せっかちだなぁ。
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