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マルグリッド・プレッツェル
俺がその女に遭ったのは、引きこもり生活3ヶ月目の自分の部屋でだった。
小説を書いていたはずのノートパソコンが突然光り出し、ミケランジェロもびっくりな美しい女の天使が両の手を合わせながら飛び出してきた。160cmはあろうかという高身長に外国人モデルのような金髪碧眼、そして白い胸元が強調された衣装。どこからどう見ても天使だ。
もちろん巨乳だ。微乳な天使なぞ俺は認めん。
2次元が具現化したかのような眼福な光景に思わずジャージに飲みかけのコーラを零しそうになる。光が収まると天使は俺の顔に接近してこう言った。
『あなた、困っていることがあるでしょう?』
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