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「おはよう」
「おはよー」
いつもの教室
しかし恭也にはそうは感じることができなかった。
恭也は自分の席に着くとおもむろにペンを走らせ時間を気にしながら集中した。
「恭也君おはよう!」
「お、おはよう」
恭也は少し下を向く
昨日のあの感触が忘れることができない、
小さいのに包容力があって、とっても良い女の子の匂いがした。
しかも今日学校休みたかったな。
あんなカッコ悪い姿見せてしまったのに。
「昨日のこと誰にも言わないからね。。。」
俺の耳元でそう囁く
息が耳にあたり少しゾクッと体が震えた。
「・・・・・・うん///」
調子狂うな。。。
「恭也!聞いてくれよ!!!」
なんだか和彦か朝からハイテンションだな。
「恭也君 それ宿題?はやく終わらせないとね、先生きちゃうよー」
榊原は俺の前の席に座り1時間目の授業の用意をし始めた。
「和彦 聞いてただろ?俺は忙しいんだよ 一時間目終わってからの休み時間に聞くからあとでな」
「ちぇ わかったよー あとでなー」
どうしたんだろ和彦付き合うことになったのかな。
まぁ後で聞こう
キーンコーンカーンコーン
休み時間に入るとすぐに和彦が俺の席に来た
「で、そうしたんだ和彦 何か相談か?」
「ちがうんだよ!見ちゃったんだよ 神崎駅で岩本さんが」
「ちょっとまって トイレ行きたいからそこで聞くよ」
なぜだろう 榊原にこの話は聞かれたくないと思ってしまった。
二人は早足でトイレに向かった。
「舞ちゃんのことでなにかあったのかな 橘君」
榊原はすこし首を傾げた。
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