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二人は用を足しながら話し始めた
「で?岩本がどうしたんだよ」
「見ちゃったんだよ!!!男と話して岩本さんが泣きながら走って帰っていくところを!」
俺が帰った後のことかな・・
男って彼氏なんだろうな多分
「その会話の内容きいたのか、和彦」
「少しだけしか聞こえなかったけど、なんか揉めてて男のほうが「俺も思ってたんだよ、無駄な時間だったわ こんなブスと付き合うなんてどうかしてた」って言ってたな それで岩本さんが泣きながら帰ったって話」
「で、なんでそれを俺に言ったんだ?」
胸がズキズキし始めた。
この前とは違う痛みだ。
「だって恭也 岩本さんのこと狙ってるんでしょ?」
「いや狙ってるわけではないけど たまたま一緒に帰ることが多いだけ」
「ふーん そっかー お似合いだと思うんだけどな俺はー」
周りからそんな風に見えてるなんて思ってもみなかったな。
「その岩本の話絶対に誰にも言うなよ!」
和彦は口が軽いから釘指しとかないとペラペラ話しそうだな
「わっかっりっまっしったーーーー」
「その言い方絶対にわかってねーだろ!!!」
キーンコーンカーンコーン
「やばっ恭也戻るぞ!!」
二人は猛スピードで階段を上がり教室に帰った。
和彦の話からして岩本はその男と別れたってことになるのか
それでいいんだよな。
そういえば昨日帰るときに何か言いかけたな、、、
あれは何だっただろう。
気になる。。。
「おい!深海聞いてるのか!」
「あ、はい 聞いてます!」
そのことが気になりすぎて授業に身が入らない。
「じゃあ 深海は気になる子はいるのか???」
「あ、はい」
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