二人の異性

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「深海君!部活終わった?」 岩本が練習着で話しかけてきた 「うん、おわったよ 岩本は?」 少し顔を下にして答える 「私はねもう少しかな?30分後くらいに終わるはずなんだよね」 「なら待っとくね、正門にいるから終わったら来て そんなに急ぐこともないから」 今度は岩本の目をみて言った 「ほんとに!?ありがとう!すぐにいくね!」 岩本は嬉しそうに練習へ戻ってく 「やっぱりかわいいな。ポニーテールも似合ってるし」 岩本の背を見ながらボソッと口にした時 「恭也先に帰ってるぞ 今日もどうせ岩本なんだろ?」 そう言ってきたのは同じ部活動の橋爪 かなた バスケットボール部のキャプテンだ 「うん、ごめんな。部室の鍵は閉めておくから」 「岩本ねらってんのか?狙ってるならやめとけ彼氏がいるって話だぞ。」 ニヤニヤしながら恭也の肩をポンと叩いた 「え、そうなのか?じゃ俺遊ばれてるってことか・・・?」 「いやただの噂だから、信じなくていいと思うぞ   そんなに気になるなら自分の口できけば一番早いと思うんだがな」 かなたは自転車に乗りその場を去って行った
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