2人が本棚に入れています
本棚に追加
「深海君!部活終わった?」
岩本が練習着で話しかけてきた
「うん、おわったよ 岩本は?」
少し顔を下にして答える
「私はねもう少しかな?30分後くらいに終わるはずなんだよね」
「なら待っとくね、正門にいるから終わったら来て そんなに急ぐこともないから」
今度は岩本の目をみて言った
「ほんとに!?ありがとう!すぐにいくね!」
岩本は嬉しそうに練習へ戻ってく
「やっぱりかわいいな。ポニーテールも似合ってるし」
岩本の背を見ながらボソッと口にした時
「恭也先に帰ってるぞ 今日もどうせ岩本なんだろ?」
そう言ってきたのは同じ部活動の橋爪 かなた
バスケットボール部のキャプテンだ
「うん、ごめんな。部室の鍵は閉めておくから」
「岩本ねらってんのか?狙ってるならやめとけ彼氏がいるって話だぞ。」
ニヤニヤしながら恭也の肩をポンと叩いた
「え、そうなのか?じゃ俺遊ばれてるってことか・・・?」
「いやただの噂だから、信じなくていいと思うぞ そんなに気になるなら自分の口できけば一番早いと思うんだがな」
かなたは自転車に乗りその場を去って行った
最初のコメントを投稿しよう!