二人の異性

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「岩本には今日帰るときに聞いてみようかな 正直気なるし」 かなたに言われたことが頭から離れない  心がズキズキしながら正門の前で岩本を待って15分くらいたった頃 「あれ、恭也君?今帰り?」 自転車を押しながら榊原が前から来た。 「えーっと、今部活終わってさ 友達待ってるとことだよ そっちは?」 少し顔を下にして答える 「ふーん 私はね生徒会終わったから今から帰るところだよー、 ハハッ  髪の毛ビチャビチャだね」 そう言いながらタオルをカバンから取り出し恭也の髪を拭く 「ごめんありがと、、、」 顔が赤くなりながら榊原の顔を見る 「いいよいいよ 頑張って練習してる証拠だもんね。このタオル貸してあげるね また学校で返してね」 ニコッと笑顔を作りその場を去ってしまった。 タオルは柔軟剤の良い匂いがする。 「あの笑顔は反則だとおもうな・・・」 自転車に乗って帰っていく榊原をみてボソッと口にする 「やっぱりかわいいn」 口にしたとき後ろから 「わっ!!!!」 練習終えた岩本がそこには立っていた。 「びっくりした???」 「う、うん びっくりしたよ・・・」 恭也とっさにタオルを隠した。
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