妖精も感情を持っている

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まぁ期待はしていないさ。どうせこんなものは夢物語、 子供の考えるような絵空事さ。 「無いこともないが」 「マジですか!!!!!!!!!!」 無意識に俺は長老に飛びついていた。 自分でも驚くべき反射神経。今ならこの国の中で俺に速さで勝てる者はいなんじゃないだろうか。 「熱っ!熱いぞ若者よ!! その暑さならハワイ部署にも行ける暑さだぞ」 そんなところお断りだわ。あそこはここよりも気持ち熱めだからな 「そんなことより早く教えてくれよ!」 「三年に一度、我ら太陽と月とが重なる時がある。 それを日蝕と言うのだが、 その日蝕の際は半数以上が太陽として光輝く必要がないのだよ。 月と重なっていないほんの少しの部分だけ輝いていれば良い。」 「ふむふむ、それで?」 「この世界とは別に氷の国と言うところがある。 それは北極と言う、氷で覆われた所だ。 そこに行けばクールなオナゴの一人や二人いるのではないか?」 北極…氷の国、話では聞いたことがあるが本当にそんな所があるのか。 「なるほど!その日蝕ってやつはいつなんだ!?」
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