妖精も感情を持っている

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「日蝕自体は来週の日曜日にある。 しかしさっきも言ったがほんの少しの者は、 今まで通り光輝いて大地を照らさねばならぬ。 今回のいわば少しのお休みが貰える者はランダムに選ばれ、 選ばれたものは太陽の力を暫し封印される。 ちなみに封印された状態でないと氷の世界には行けない。 何故なら我らは氷と相反する者。 太陽の力を氷の世界で使えば皆を殺すことになる。だがな……」 「………来週の日曜日…か。」 まさかこんなチャンスがあったとは。 そういえば以前の今頃もそんなことがあった気がするけど、その時は選ばれなかった気がする。と言うかもう覚えていない。 「……であるからして、とにもかくにもまずはお休みに選ばれること、 そして北極の中にある氷の国を見つけること。 2つとも運が無ければ選ばれることもたどり着くこともできん。 だが諦めてはどちらも手に入れることはできんぞ。」 長老は俺の肩をポンと叩いた。 「……あぁ!ありがとう!長老! 来週の日曜日まで誰よりも輝いて運を味方にしてみせる!!!」 その時男は誰よりも熱く燃えたぎっていた。 これは俺一人で太陽の役目を全う出来るのではと思ってしまうほど 「お、おぉ……。程々にな…アチチ」
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