0人が本棚に入れています
本棚に追加
緋色の過去 麻衣 真理子さんの部屋 1/2
日曜日、午後3時半、全裸で下着を撰ぶ私・・・。
シャワーも済んだ、メイクも施した。午後3時に目覚ましをセット
して眠りについたが・・・。何故か眠りは浅かった・・・。
昼過ぎには目が覚めてしまった。
人に会うのに下着を撰ぶ・・・私にとっては初めての事だった。
「そうよ・・・一応、念のための下着選びよ・・・」
「特に深い意味等無いわ・・・」
「もしかして・・・そう、もしかしての時の為・・・」
「エチケットよ・・・」何も判っていない子供の私は。
全てを判ったふりをして、自分にそう言い聞かせた。
その「もしかして」が現実になる確率が、かなり高い事も感じていた。
悩んだ結果、3ヶ月前に買った3/4カップブラの上下お揃いの
下着にした。濃い水色に細かい白、赤、黄色の花柄の可愛い
お気に入り・・・。今日は、フルカップのブラはやめよう・・・。
そう思ったのは・・・何故なのか・・・??
生理日等についても、絶対に問題は無い。
私は比較的順調な28日周期・・・前回生理日開始日から数えて
今日は15日目・・・後2日~3日で排卵日になる・・・。
人と逢うのに、生理の心配までしている自分が可笑しかった。
待ち合わせの10分前、私はお好み焼き屋さんの前に立っていた。
しばらくして、後ろから真理子さんの声が・・・。
「早かったね・・・待った??」
いつもはカジュアル、パンツ姿の真理子さん・・・。
今日は、デニムのタイトスカートにドット柄のブラウス・・・。
カジュアルだけど・・・スカート??
私の思考は少し変になっていたのかな?いいじゃないスカートでもね。
先に店に入る真理子さん・・・スカートのスリット・・・結構深い。
その後ろ姿に、ドキッ!!とした・・・。
お好み焼き・・・美味しかった。「もんじゃ」も初体験した。
いつもの楽しい真理子さんだった・・・。昨夜の事については
「昨日はありがとうね・・・プレゼンまでもらっちゃって・・・」
それだけだった・・・。
そんな真理子さんに対して、私は今日、慎重に言葉を選んで喋っていた。
昨夜の事を話題にしてはいけない、それを彷彿させるような言葉も・・・。
何故その様に思ったのか、それは判らない。
そんな雰囲気を真理子さんから感じた訳でもない・・・。
心の位置が不安定だったのかも、右に傾いたと思ったら・・・
左へ転がり・・・。良いと思った事を、即座に否定したり・・・。
まるで、宙に浮いている様な感覚だった。
その日の私は、感情を安定させることが出来なかった・・・。
午後7時、二人は店を出た。「ご馳走様でした。いつもすいません」
また、真理子さんにご馳走になってしまった。
改めて、私の部屋においでよとは言われなかった・・・。
でも、暗黙の了解とでも云うのだろうか?二人は真理子さんのマンション
へと向かって歩いていた。
私の部屋とは段違いの、分譲マンション・・・。
以前「自分へのご褒美で40歳の時に買ったんだ・・・」と話してくれた。
真理子さんの部屋・・・。
リビングに入って、いきなりドキッした。窓のカーテンレールに・・・
洗濯干し用のピンチハンガー・・・。
そこに下着が干してあった・・・。私が来るのが判っていたのだから
他の部屋に移動するか、収納するか・・・でしょ?
私は、目のやり場に困った・・・。しかも凄い下着・・・。
目のやり場に困ったけれど、しっかりと見ていた私。
黑、パープル、パッションオレンジ・・・。
タンガのレース系の下着たち・・・。
私は、それを見ただけで「大人」を見せつけられ
「ひれ伏しなさい」と言われている様な・・・ある種の降伏感
のような感情を抱いた・・・。
あの下着を隠すのを忘れていたのか?
あえてあの場所に放置したのか?その真相は判らなかった・・・。
その後、真理子さんは、下着に気が付いて無言で他の部屋に移動した。
単に忘れたのか?それに私が過剰に反応しただけなのか・・・?
真理子さんが紅茶を淹れてくれた・・・。
「今朝・・・あれから眠れた??」真理子さんが優しく問いかけてくる。
「シャワーもしないで、ベッドに入っちゃいました・・・」と答える。
真理子さんは嬉しそうな顔で「アハハ・・・私と同じだ」と笑った。
そして、座る位置を変えて私の右隣に座った・・・。
ゆっくりと、私の右耳を隠していた髪の毛は、真理子さんにより
その全てが、右耳にかけられた・・・そして、右耳が全て露呈した。
真理子さんの唇が、右耳に・・・。
「起きてから・・・シャワーしたの??」・・・「はい・・・」
耳もとで囁く真理子さん。私の全身に凄い鳥肌が・・・・。
「私と一緒だわ・・・以心伝心・・・二人は気が合うのかな??」
私は、答えられずに無言で目の前のカップを見つめていた・・・。
真理子さんの質問は、私の耳元で続いた。
「寝る前に・・・私の事を考えた??」私はガチガチに全身に力が入り
石の様に固まっていた。何も答えられない・・・・。
「何故?答えてくれないの?麻衣は意地悪な子なのかな??」
「違います、金縛り状態で声も出ません!!!」と反論したかった。
真理子さんの鼻息と吐息がダイレクトに耳に・・・。
真理子さんの左手は、私の髪が下に落ちないように髪を押さえていた。
そして、右手が私のジーンズの太腿に、そっと添えられた・・・。
「私は今・・・麻衣を見て、少しエッチな気分になっている・・・」
「それは、いけない事かな??」
そう言いながら、私の耳は甘噛みされた・・・。
ビクンと身体が反応した。「あぅぅ・・・」と声を出すのが普通。
私は、「ぐぅぅぅ・・・」と声を上げ、歯を食いしばったら・・・
歯軋りの音が出てしまった。「ギリ」恥かしかった・・・。
「穴があったら入りたい」の心境を実感した一瞬だった。
真理子さんは、その私の姿を見て・・・。
「だから麻衣は可愛いのよ・・・」「きっと、麻衣は同性に好かれる子よ」
「まだ、それに自分が気が付いていないだけよ・・・」
「少し、心配だわ・・・」そう言いながら舌が耳の穴に・・・。
今度は口を開かずに・・・唇を噛締めて堪えた・・・。
温かい舌の先が耳の穴に、風邪の時に熱が出て悪寒を感じる・・・。
そんな感覚が身体を突き抜けた・・・。
「ねぇ・・・どうしてくれるの?今は、麻衣にエッチな感情しか浮かばない」
「電気・・・消そうか?」その問いかけに私は初めて口を開いた・・・。
「はい・・・」真理子さんがキッチンの方向をゆっくり指さした・・・。
「あそこのスイッチ・・・上から2番目を押すの・・・」
「そうすれば・・・暗くなるわ・・・お願い消して来て・・・」
私は言われるがままに電気を消した。リビングは補助の間接照明だけ
の明るさになった・・・。真理子さんの座るソファーに戻った時・・・。
真理子さんは、私の骨盤あたりに無言で両手を添えた。
「座らないで・・・ここに立ちなさい・・・」その様な意味と解釈した。
私は、座らず真理子さんの目の前に立った。
もし、照明が明るかったら・・・私は恥かしさのあまり立てなかった。
真理子さんが、私のジーンズのボタンを外して、ジッパーを下げた。
私は、固唾を飲みこみ・・・目を閉じなかった。普通なら目を閉じたに
なるのだろう・・・。しかし、何故か目を爛々とし真理子さんの
指先を見ていた。
ジーンズは下には降ろされなかった・・・。
ボタンが外され、ジッパーが降りた状態・・・パンティの一部が露呈した。
真理子さんは、ソファーの上に正座より、やや足を崩した状態に座り変えた。
そして、私のブラウスと、その下のキャミが少し上に捲られた・・・。
露呈したおへそ・・・そこにキスをされた。何度もキスをされた・・・。
時折、私の顔を見上げる真理子さん・・・。
おへその周りを、真理子さんの熱い舌が這う・・・。
その周辺は、真理子さんの唾液で濡れている、そこに鼻息がかかると
少しヒンヤリとした感覚が・・・。
私の両脚は、意に反して軽い痙攣状態・・・。
「あああ!!おへそにも舌が入ってくる・・・素敵な感覚・・・」
「反応してるのね・・・」意味深な笑顔で真理子さんが見上げる。
真理子さんは、一気に激しく・・・私の両手を引き寄せた。
私は、真理子さんに覆いかぶさった。そして、激しいキスの洗礼・・・。
今朝方のキスより、激しい・・・。既に真理子さんは声を上げている。
「はあああ!!・・・うぐぅぅ・・・」
私は、コンタクトが目の中でグルグル回り、何故か必死で真理子さんの
ペースに合わせようしていた。経験も無い私がどうしようと云うのだろう?
単に自分の舌を激しく出し入れするだけだった・・・。
やがて、首の左右のリンパあたりがパンパンになり顎が痛くなる。
それでも私は、必死で舌を出し入れした・・・。
子供だ・・・そう思われるのがイャだったのかもしれない。
だから必死で、真理子さんに合せようしたのかも・・・。
今、思えば・・・そこで背伸びしなくても良かったのにと思える。
気が付くと真理子さんは、普通の形でソファーに座っていた。
その太腿を跨いで、近距離で向かいあうように私がいる・・・。
こんなにも足を広げている私・・・。
真理子さんは虚ろな表情で・・・肩で息をしていた・・・。
「麻衣・・・ベッドへ行こう・・・」「愛し合おう・・・」
真理子さんに手を引かれて・・・8畳程の寝室に連れて行かれた。
その部屋は、いい香りがした・・・。
セミダブルのベッド、センスの良いドレッサーの上には
所狭しと、高級そうな乳液等が並んでいた。
その横には、某有名ブランドの四角いコスメ収納バッグ・・・。
「見てね・・・恥しいけど、私を見て・・・」
そう言いながら、真理子さんが服を脱いだ・・・。
黑!!!上下黒の揃いの下着・・・。「うわ~・・・凄い」
私は、心でそう叫んだ・・・。
その驚きは、先程リビングで見た下着たちの時をはるかに超えていた。
それを目の前に、私は、完全にねじ伏せられた。
白い肌、服の上からでは判らなかった意外とポッチャリした
その身体・・・。少しだけ崩れかけた大きな乳房・・・。
白い乳房と、黒いブラのコントラスト・・・妙にイャらしい。
敗北、そして圧倒・・・そう、何故か敗北の文字・・・。
「ガキの私をどうにでもしてください・・・従います」
そんな気持ちにさせられた。
私は、真理子さんによって脱がされた・・・キャミも脱がされ
身に着けているのは、互いにブラとパンティだけ・・・。
ベッドの横に立ったまま、二人はきつく抱きあった・・・。
少し汗ばんだ互いの肌と肌が密着する。
「あぁ・・・素敵な感覚、初めての感覚・・・」
服を着たのままの時と、上がってくる匂いが違うの・・・。
下着の洗濯時の柔軟剤の香り、そこに互いの微かな体臭が混ざる。
何とも表現し難い・・・甘く少し酸っぱい様な香り・・・。
そして、そこに重なるように、また激しいキスが・・・。
私のブラは外されなかった・・・。
ホックは止まったまま、上にブラが引き上げられた。
露呈した私の乳房は、上からのブラの圧力で・・・
ロケットの様に前に飛び出した形になった・・・「恥かしい・・・」
真理子さんは、一歩下がった位置から、私の乳房を舐めるように見つめた。
「大きくて、凄く素敵・・・」
そして、真理子さんの両手の人差し指と親指が・・・。
私の、両乳首を優しく挟み捉えた。
私は、俯く事は無かった。しかし、その反対で天井を見上げてしまった。
乳首を捉えた指が、ゆっくり動き出す・・・強弱をつけて・・・。
「あん・・あん・・・」なんて声は出ない。
「う・・う・・・」唇を噛み唸るだけの私・・・。
気持ちいい・・・人にされるのって、自分でするより
何倍も気持ちいい・・・。でも、何かが違っていた・・・。
表面上、肌では凄く感じても、身体の芯、頭、心は感じていなかった
気がした。まだ、心は緊張の鎖でガチガチに捉われていたのだろう。
私はベッドに寝かされた・・・。ブラは外されている。
真理子さんは、私の右側に添い寝の形・・・。
左手で腕枕をされ、私は乳房を愛撫され乳首を口に含まれていた。
声が・・・声がやっと出る・・・。私は喘いだ・・・。
「可愛いよ・・・麻衣・・・」「嬉しいよ麻衣・・・」
そう言われて、幸せだった・・・。
「初めてなのね・・・本当に初めてなんだね・・・」
「嬉しいわ・・・私・・・嬉しい・・・」
そして、真理子さんの右手がパンティの中に侵入した。
陰毛を優しく撫ぜられ、私は反射的に脚をピタリと閉じて
震えた・・・。
そして、真理子さんの中指と思われる指がゆっくりと
下に移動した。その指は、膣の入り口付近の縦の割れ目に添えられた。
「脚を広げて・・・大丈夫よ・・・広げなさい」
私は太腿の力を抜いて・・・脚を広げた。
割れ目を搔き分け・・・指の腹が膣に到達した・・・。
「うわゎ!!!」私は声を上げてしまった。同時に恥かしい程・・・。
身体はビクンと反応した。
私は、少し怖くて身構えた・・・開いた脚は無意識に閉じられた。
指を入れられるのかと身構えてしまった。
「大丈夫よ・・・心配しないで・・・さぁ広げて」
「こんなに、濡らしちゃったのね・・・可愛い」
真理子さんは、その指で、濡れた部分から・・・。
クリトリスへと、愛液を運びクリトリスを濡らしてくれた。
その都度、私の身体はビクビクと反応する。反応する度に・・・
乳房がプルンと揺れる・・・。乳房を揺らしたのは不可抗力。
でも、それを見た真理子さんは・・・微笑を浮かべて・・・。
「うん、判ったわ・・・乳首もして欲しいのね・・・」
そんな表情で、その都度、乳首を口に含んで舌で転がしてくれる。
「違うんです、そんな意味じゃないんです。不可抗力です!!」
そう、釈明したかった・・・。凄く凄く恥かしかった。
クリトリスを濡らしてくれた真理子さんの配慮・・・。
それは、経験のない私にも・・・なんとなく意味が理解出来た。
2/2へ続きます・・・。
最初のコメントを投稿しよう!