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「なんか表情ががすっきりしたね」
「…あ」
思いっきり自分の世界に入ってた…
「この調子で頑張れ」
「…っ!!」
そんな励みの言葉を言いながら去っていく長嶋さん。
去る間際
頭をくしゃっと撫でて。
思わず居なくなった後に自分の頭を触る。触られたのが本当なのか信じられなくて。
ちょっと乱れた髪とほんのり温かさが残っているような気がした。
ここで長嶋さんに言われなかったらいつまで経っても気づかなかった。
「ありがとう」
心の中でそっと呟いた。
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