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出会い
私たちの出会いは決まっていた運命だったのかもしれない。
何度そう思ったか分からないぐらい、うまく言葉で説明できない。
ベッドの中で横には佑がいて、仕事の疲れか既にスースーと眠る音が聞こえていた。
私を背中から包み込むように、ゆるく抱きしめて眠っている。少し身動きすれば、意識はないはずなのに、抱きしめる力が少し強くなる。
佑の包み込むあたたかさと
優しさと
私を見つめる情熱的な瞳と
佑からの無償の愛は
出会った頃から変わらない。
私たちのぴったりはまる感覚は、いつどんな時も感じていて。
この人しかいない。
この人じゃないとダメだ。
この人とずっと、ずっと一緒にいたい。
そう思ってならないんだ。
それはきっと私達の出会いは偶然なんかじゃなくて、運命だったんだ、って。
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