出会い

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出会い

雨はいつの間にか上がり、アスファルトはネオンの光で輝いていた。 僕は買ったばかりの車を一人で走らせながら前を走るジープを眺めていた。 突然、助手席の窓から女の腕が躍り出た。 白い腕は風を受け手のひらは逆らうように天を仰いだ。 雨が止んでいることを確認すると運転席の男の首に絡まった。
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