12/26
前へ
/587ページ
次へ
無表情で出てきた予想外の言葉に驚いたのだが、その間に飛び出てきた言葉に更に驚きすぎた私はブラックアウトしたパソコンのようにフリーズ。 あの、今、なんと、仰いました……? 「だから、奴隷」 ポカンとし続けていたら、再びハッキリと言われた。 「丁度都合の良い小間使いが欲しかったんだよ」 そう言った朝永さんは口の端は、愉しげに上がる。 その顔に私は怖くなり、背筋がゾワリ。 奴隷って、その顔だと……本気ですよね!? 「ど、奴隷って、何を言ってるんですか!?普通じゃーー「じゃあ上司にチクっちゃおうかな~。小嶋が会社に住み着いてたこと」 普通じゃ無いですよと反論しようとしたら、朝永さんは私が反論出来ない言葉で遮った。 「お客様、着きました」 そこに運転手さんが。 いつの間にかスーパーに到着していた。
/587ページ

最初のコメントを投稿しよう!

568人が本棚に入れています
本棚に追加