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何か反論出来る言葉……言葉……言葉…… 「お前、そんなにクビになりたいの?」 「……」 逃げ道を探そうと必死に脳内会議をしたが、スーパーの入口で腕を組んでいる朝永さんのその一言で会議は即終了。 長めの前髪の奥の瞳は一切笑ってないかたた。 私は観念してスーパーのカゴを掴み、朝食の食材を買うことにした。 スーパーに入ると、先程とは真逆。 背中に感じるのは監視しているような視線。 自分が水玉の半袖のパジャマ姿なんてことも忘れる程脅えながらも、でも反抗なんて出来なくて、とりあえず簡単に作れるハムエッグと食パンを作ろうと、卵とハムと食パンにマーガリンを掴むとレジへと向かった。 『ドンッ』 「これも」 レジに置いたカゴの中に朝永さんが二リットルのお茶のペットボトルを入れた。 「一五八円ー」 店員さんは機械にバーコードを読み取らせて淡々と仕事を進める。 朝永さんは私の隣で、右手は鞄、左手はポケットの中に入れて立っている。
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