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「ベッドに行くか」 その言葉と同時に黙っていた私の身体が宙に浮いた。 そこから私は恐怖から逃げたくて、口を真一文字にして目を瞑った。 柔らかい所に下ろされるとギシリと音がして、先程の知らない香りにまるで包みこまれているように更に濃密に感じた。 すぐに私の肌は全て空気に晒された。 その肌には気持ち悪い感覚が走り続ける。 ざらついたぬめっとした感触。 近くからは荒めの吐息。 下腹部に何かが入り込んできた。 痛い、気持ち悪い…… でも、抗えない……。 必死に耐える私。 するとその何かが抜かれた。 だがホッとしたのも束の間、
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