未来人

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未来人

波板宗一は、両親が飛行機事故で亡くなり、独りぼっちになった。 残った物は、五千万円と湯河原の古い屋敷だけである。 社会人一年で、、会社を辞めて、何もする気が無くなったのである。 、、こんな田舎なら、この金で何年間は暮らせるであろうと思った。 先ずは、この家周辺を散策してみようと思い、ぷらぷらと歩いていたら、、 蔵の中から、声が聞こえてくる? 「お祖父様、ココ開けてください、」 「えっ、おじいさまって、ボクのことか?」 「はい、とにかく、そこの鍵を開けてください、それから説明しますので、」 「あぁ、分かった、、」 蔵には、南京錠が、、錆びてて開けられない、、困った、、 宗一は、物置の中からサンダーを持ってきて、南京錠を壊す。 「いやぁ、お待たせ、君の名前は?」 「はい、ひ孫の波板 沙知絵と言います、宗一様、」 「えっ、ボクの孫って、どういうこと?」 「はい、この蔵は、タイムスリップの箱なのです、宗一様、」 「まぁ、ここじゃなんだから、中に入って詳しく聞くよ、」 「はい、そうですね、宗一様、」 二人は、座敷に上がる。
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