江戸時代

5/5
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
朝になり、お松は、髪を結い直していた。 「これっ、チップ、、いゃ、追加料金と思ってくれ、、」 宗一は、二百文をお松に渡してやる。 「こんなにいいんですか、太っ腹ですね、お客さん、」 カクさんがお松の顔を見て、、、 「お姉さん、、十日後、仕事は休んだ方がよろしいですよ、」 「えっ、なんで?」 「あぁ、カクさんは、占いもできるから、信じると良いよ、」 「へぇ、、そうなんですか、、」 「はい、、顔相も、この先良いことがありますね、」 「そうなの、、ありがとう、なんだか嬉しくなるね、」 宗一と沙知絵は、湯屋を後にして帰って行く。 帰りがけ蕎麦屋に寄って、朝食を済ませる。 そして、夜に備えて、昼寝をしていた。 湯女風呂が繁盛すると、吉原遊郭が寂れてしまう、、 幕府は、湯女風呂の売春行為を厳しく取り締まる。 これは、裏で吉原遊郭の金子も流れていたのであった。 その証拠に、湯女たちは、人別帳から除かれ強制的に吉原の奴女郎にさせられた。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!