ある日の吹奏楽部

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ある日の吹奏楽部

(吹奏楽部の顧問には色々と仕事があるのですが、その中でも楽器の管理があります。 特に学校の楽器が壊れたり、メンテナンスがあれば楽器修理業者に来ていただき、楽器の購入も生徒と相談しながら行います。 今日はそんな顧問と部員の会話です。) どうもこんにちは。いつも子供達の応援をありがとうございます、顧問です。(*´ω`*) 今日はとある1日の昼休み。 職員室で愛妻弁当をいただき、食後のチョコレート。(*´ω`*)ほわ〜。 ガラッ 「しつれーいしまーすっ!」 「おや桜田さん、どうしたの?」 桜田さんはトランペットのパートリーダーである。 「あのっ、曲中で使うコルネットが一本足りなくって。」 「…そっかぁ、ちょっと検討してみるね!」 慌てて楽器のカタログを取り出す。日本の大手メーカーから海外メーカーまで4種類ほどのパンフを見比べ、少ない予算の範囲内で頭を抱える。 (うーん、こっちのだと予算が足りないなぁ…かといってこっちだと性能的になぁ…。) -数日後、 ガラッ 「先生!伊音くんがコルネットを個人持ちしてました!」 「…よかったよかった。(*´ω`*)」 また、ある日には ガラッ 「先生、曲でうちには無いピッコロトランペットが指定されてるんです…。」 「…うーん、丁度いい機会だしね、買おうか!」 あれこれ悩んで数日後、 ガラッ 「先生、伊音くんがピッコロトランペット持ってました!」 「…そっかぁ、よかったよかった。(*´ω`*)」 また別の日、 ガラッ 「先生、フリューゲルホルンが足りません!」 「…桜田さん、とりあえず伊音くんに聞いてこようか。(´・ω・`)」 (※フリューゲルホルンも伊音が持ってました。)
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