ー実験しましたー

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ー実験しましたー

夜勤をしてるアルバイトの大学生3人。 巡回警備も終わり、3人は軽い夜食を取って、それぞれ休憩となった。 本を読む者、深夜テレビを観てる者、そのままパソコンのネットサーフィンをしてる者。 次の巡回警備迄後2時間は有った。 深夜テレビを観てる者を仮にAとしておこう。 本を読んでる者をBとしておこう。 ネットサーフィンをしてる者をCとしておく。 深夜テレビを観てるAが他の2人にボソっと言った。 「あのよ~~今観てるテレビってよ〜『ザ・フライ』蠅男の映画なんだけどよ~~」 他の2人は聴いているのか聴いて居ないのか、さしてAの言葉には反応しなかった。 Aはそのままテレビを観ながら、またボソっと言った。 「これって映画では物質伝送装置だけどよ~!今のファックスと原理は同じゃね~?」 「嗚呼、そうかもなぁ~~」とBが本から目を離さず答えた。 Aが続け様に言った。 「さっき、食堂のゴキブリ取りに1匹ゴキブリが捕まっていたよなぁ~」 「あーそうだっけ」とネットサーフィン中のC。 「あのよ~~さっきのゴキブリと・・・今の飛んでる蠅をよ~~!」とA。 さして感心を持たないBとCの二人。 「生きて居るゴキブリと蠅をテープで貼って重ねて一緒にしてファックスしたら・・・どうなるんだろう????」 .BとCが始めて本やネットサーフィンを辞めてAを見た。 「なぁ~?どうなるん????」とA。 「イヤ~そのまま相手のファックスに送られるでしょう!」とBが言った。 「オウ、そうだよなぁ~」とCもBの言葉に相槌を打った。 Aは「でもよ!ゴキブリってすっげ~狭いところでもくぐり抜けてスッゲ〜丈夫でよ〜チョットの事では死なね〜んだよなぁ〜まぁ送ってみねぇ~なぁ~?」 ここでAの言わんとしてる事がわかった。 確かに死んでる物を送っても、死骸がそのままの姿で送られる事は分かって居た三人。 でも・・・生きてる物を送ったら・・・? Bが「面白い、試してみるか?」 Cも興味シンシンだった。 Aは早速食堂のゴキブリ取りを持って来た。 Bは警備室に飛んでる蠅をどうにか生きて取った。 Cはセロテープで簡単な薄い隙間を作った。 Aはゴキブリ取りからゴキブリの脚をハサミで切ってゴキブリを取った。 ハサミで脚を切られたゴキブリは勿論まだ生きている。 Bは蠅をピンセットでつまんで羽をハサミで飛べないように切った。 Cはその二匹を重ねてセロテープの隙間に入れて紙に貼った。 三人はコピーファックス機に二匹の生き物を生きた状態で入れて上蓋を二匹が潰れない様にソット蓋をした。 「で、どこに送る?」とB 「3階のオフィスのファックスに送ったら?」とC 「マァ、物質伝送じゃ無いから、そのまま送られるよね~~」とA 「あーそうだっなぁ~ファックスは二進数に置換え、電気信号として送られるから・・・そのままだと思うよ!」とB 「じゃ、送ってみるべ!」とC もう一度言う、ゴキブリと蠅はセロテープで作った薄い隙間に生きたまま入れられて紙に固定されてた。 コピーファックスのワンタッチ送信ボタンを押した。 コピーファックスは物凄い光を出して送信された。 三人はコピーファックスの上蓋を開けた。 二匹は目をやられたのか、ピクリとも動かなかった。 「あちゃー二匹ともに死んでるジャン!」とA 「よっしゃ~3階へGO」とB エレベーターで3階に上がった三人。 誰も居ないオフィスでお目当てのファックスから紙が出て居た。 三人はファックス受信された紙を見た! そこには見た事も無い得体の知れないゴキブリと蠅の合体したハイブリットの死骸が・・・・・! ー都市伝説① ENDー
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