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11.月のない夜にも
特別なことが何もなかった日は、眠るのが惜しい。
布団に潜り込む前に、何かに満たされたいと思うときがある。
本当はわかっている。
一日を無事終えられたことこそ、最高の幸せ。
それでも、窓を開けて月を探してしまう。
曇り空にため息をつくことになったとしても。
私は私の幸せを探し続ける。
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※作者より
11章以降は、登場人物の設定が書籍バージョンのものとなります。
大きな相違点は、大覚さんと紫藤さんが夫婦として登場する点、
伊織が叔父と再会を果たした後の話になっている点です。
続けて読んでくださっている方には、混乱させてしまい申し訳ありませんm(__)m
それでは引き続き、よろしくお願いします。
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