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_________________ 「なぜ助けた…?」 明らかに警戒しているような口調で凪川零(わたし)と同じ姿(ナイト)である男が問う。 「…人の窮地を助けるのに理由が必要ですか?」 「…ふん」 変身を解いた男は、触れられる事すら恐れるようにそっぽを向いた。 「すまないな…、こんな状況で過敏になっているんだ」 赤いジャケットの男が言った。何やら描かれた紙切れを燃やしている。 「…占いですか?随分と乙女ですね」 「…アンタの大切な人はじきに目の前に現れると出た」 「…っ!?」 「…俺の占いは、当たる」
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