第9話 想いの視線

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「…告乃の記憶を持っている存在がいなくなるのはイヤなんだよ。特にデュークは俺の知らない告乃を知ってるわけだし…」  なんでこのロボットには、照れ臭くなる心情を言ってしまうのだろうか。  今だって、恥ずかしいと思いながらも正直に思っている事を告げているのだ。  …それだけ、俺の中では信頼しているのか…。 「そうですか。そう言ってもらえて大変嬉しいです。ところで、ウロついた成果は出ているんですか?」 「全然。意外と人がいて奥まで行けないとかあって…」 「仕事中ですからね」
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