第9話 想いの視線

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「おう。どうだった」 「大丈夫でした。明日は別の階を見に行きます」 「ああ、そうしてくれ」  なんとなく、クモの事を言い出せなかった。  あの後、加藤唯が来た方に進むと、上下に続く階段があった。  いつも使っている通路とは反対側にあたるのだが、こちら側にも階段があるとは知らなかった。
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