第9話 想いの視線

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 彼の発言は当たっているのだが、どうしてかムッとした。 「朝食を焦がして食べずにいた聖河は、確かにバカなのかもしれませんね」 「…それが持ち主に言う台詞か」 「私のいない間に何かあったんじゃありませんか?」 「まあ……」  デュークの作ってくれた昼食を勢いよく食す。  武善さんの報告に気を取られて、朝食を台無しにしてしまったからだ。 「当ててみましょうか」
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