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私は健太郎くんにバイバイと手をふると、にわとりの後を追って走っていった。
やがて、にわとりは人里離れた小高い山のふもとにある、小屋の前に降り立った。
小屋の入り口には、木で出来た立て札があり、
【夢たまご当選者の方へ。
あいにく、人手不足のため無人となっております。
中にお入りになり、必要な個数お持ちください】
と書いてあった。ふと気付くと、色鮮やかな、にわとりは数羽いて、えさをつついているようだった。
中に入ると、おじいさんがいて私に気付くとにこっりと笑って
「あんたも当たったのかい?」
と話しかけてきた。
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