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このクラスの中で3日間を過ごすのは耐えられない。でも不参加をお母さんがきっと許さない。
不登校気味のわたしに毎日泣きながら何で学校に行かないのか問い詰めてくるお母さんにそれを見て学校に行けと怒鳴るお父さん。
まるでわたしの不登校が家族を壊すかのように責められる。
学校にも家にも居場所がない。
わたしの親は見栄のために完璧を求める。だから100点じゃないなら0点と同じ。出来損ないな子供。そんなレッテルを貼られたのがわたしだ。
皆と違うことを許さない、輪を乱す行為を許さない大人から与えられる普通の日常、学校という箱にわたしは閉じ込められ追い詰められる。
さっきからクラスの女子がどの班にわたしを入れるか話し合っている。わたしの目の前でわたしをなすりつけあう行為。ただ黙って見つめた。
静まり返る空気。いたたまれなくなった時、「うちらの班でもいいよ」と結城咲良が言った。
癖毛のショートカットにバレーボール部に所属するだけあってモデルのように背が高くかっこいい女子。目立つグループのリーダー的存在で、太陽のように明るいから男女関係なく誰とでも仲良くなれるタイプの人間だ。
わたしとは反対側の人。
「吉沢さんも早くこっち来て、話し合いするよ」と結城さんに言われて自分の机を運んで合流したけど結城さんとその取り巻きグループ。
居心地が悪かった。
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