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椿の目尻にたまる涙を吸うと、唇に触れ舌を差し込んだ。右手で脇腹に触れると、パジャマをまくり上げて胸を露わにする。
「……シワシワのおばあちゃんになっても、好きでいてくれますか?」
ふと絡んだ舌が解けたとき、椿は吐き出す吐息に言葉を添えた。
「当たり前だろ。だから、だからもう泣くな。俺がずっとそばにいるから、いつか来る永遠の別れのその時まで、絶対に手を離さないから。だから……」
庸介は椿を抱きしめた。
「笑ってよ。泣かないで、笑顔を見せてよ…」
椿の腕が首に絡まる。
「庸介さん」
唇が庸介の首をなぞる。熱い吐息が耳たぶをかすめた。
「もう泣きません。たくさん笑います。だから今夜は……たくさん気持ちよく……してください」
「……初めから、そのつもりだよ」
再度唇が重なり、甘い吐息と一緒に舌が絡まった。
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