涙の雫を笑顔に変えよう

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 椿のパジャマを脱がせて、庸介はその透き通るように白い肢体を眺めた。  どれだけ待ち侘びたことか。指でその身体をなぞり、胸の先端をかすめるように過ぎると椿の身体がピクリと動いた。 「……さっきは嘘をついた」  詫びる庸介を熱っぽい瞳で椿は見上げた。 「嘘?」  庸介の無骨な手が椿の胸を包む。指先ですでに固い先端をこすると、甘い声が椿の濡れた唇から漏れる。 「まだ待てるなんて嘘だ。もうこれ以上待てないし、我慢も限界だ」  舌を首筋から膨らみに這わせていく。舌で敏感な先に触れると、椿は腰をくねらせながら喘いでいる。
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