3129人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
「な、なにするんですか!」
外そうと腕をバタバタさせる椿の手首を掴むとそのまま押さえつけた。
「いやだ、恥ずかしいです! 外してください」
庸介はニヤリと笑うと椿の耳を甘噛みした。
「大人しくしないと、目隠しもするよ?」
いつもよりも低い声で耳元で囁く。かかる吐息だけでまた濡れ始めてきたことに、椿は気付いていなかった。
庸介の舌が耳から首を這い、白く柔らい張りのある膨らみを登る。もうすぐ触れられる。そう思うだけで、椿の呼吸は荒くなっていった。
「ダメです……」
荒い呼吸の切れ間になんとかそう口にした椿を快楽が襲う。庸介が舌先で先端を舐め転がすとそれを口に含んだ。
堪えられずに椿が甘い声を漏らす。庸介は可愛らしい喘ぎ声を聞きながらその周りにキスマークを残していく。朱い花びらを白い肌に咲かせながらその唇は下へと移動していたことに椿は気付かなかった。
最初のコメントを投稿しよう!