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少し休んでから、途中美味しいご飯を食べて
ロープウェイ乗り場へ。
世界三大夜景とも100万ドルの夜景とも
言われている夜景。
少しずつ暗くなる様子もいいと聞いたから
早めに行って見ていた。
ホントに綺麗……
優ちゃんが私が寒くないように、後ろから
すっぽりと包んで立ってくれる。
『里桜…、綺麗だね。』
『うん。すごいね?』
『俺さ、大学4年間めちゃくちゃ頑張って勉強
する。んで、少しでもいいとこに就職して…
卒業したら…、里桜、ずーっと一緒にいよ?』
バッって優ちゃんを見上げると、いつもと
同じく優しく微笑んでる。
もう一度、ニッコリ笑って
『4年後…、卒業したら…、結婚してくれる?』
あまりにビックリして、体ごと優ちゃんの方へ
優ちゃんは〝んっ?〟って見てる。
涙が溢れてきちゃった
泣きながら何度も頷く。
『優ちゃん…、ずーっと一緒に?ホントに?』
『うんっ。里桜とずーっと一緒にいる為に
たったの4年、ちょっとだけ離れるだけだよ?』
あまりの嬉しい言葉にギューッと優ちゃんに
抱きついた。
〝結婚〟を初めて意識した日ーー。
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