2967人が本棚に入れています
本棚に追加
/336ページ
「なつめ、今日帰りも一緒に帰れる?」
「あぁ、たぶん大丈夫。ご飯食べて帰る?」
この一カ月でも、海斗とは2回ほど一緒に帰った
一度はたまたま同じ電車で
もう一回は三品さんも交えてご飯を食べたのだ
今日は真田さんとか一緒なのだろうか
海斗の返事を待つと
彼は少し上を見て、頭を掻きそのまま答えた
「うん。たまには二人で飲んで帰ろう。」
お。
二人だ。
「わかった。」
よっしゃ。
小さくガッツポーズをする
やっぱり、私は海斗が好きなのだ
人としても
男と、しても
それを止めることなど自分の力でなど出来やしない
半ば、私は自分の想いを放牧してみている
それが最近心地よいと思い始めていた
最初のコメントを投稿しよう!