未熟制圧

2019/05

　
　/21　独り言

鬼束ちひろさんの「私とワルツを」という曲に、優しいものはとても怖いから　泣いてしまう　あなたは優しいから　という歌詞があります。

私の知り合いにも怖いくらい優しい人がいます。困っている人がいると自分のことは二の次で全力で助けます。人のことばかり気にしているので自分はボロボロになっています。もっと自分を大切にして、と言っているのですが、人を助けることで自分の価値を見出していると言います。私がその人のことを助けてあげればいいんでしょうか。いつか壊れてしまいそうです

その人は優しいので、困っている人は全員助けようとします。悪いことではないですし、それに文句を言うのもおかしな話ですよね。しかし、たまに私だけを助けてくれればいいのにと思ってしまいます。救いようのない性格の悪さですね。その人の優しいところが好きなのに、その優しさを独り占めしたくなってしまいます。一度優しくされた、何かを勘違いした馬鹿はその人が他の人に優しくしているのを見ると嫉妬で気が狂いそうになります

優しいものはとても怖い　という歌詞には、その人が壊れてしまいそうで怖いという意味と、自分から離れていってしまうのが怖いという２つの解釈ができるなと感じました。