予告③

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予告③

「あの……僕達付き合ってるんですよね?」 「うん、そうだな」 「なら、ちゃんと更正しましょうよ! こんなの、紗英さんらしくない」 三年前に晴れてカップルとなった俺ら。 しかし、その関係は徐々に怪しい方向へと向かっていった。 「そんなの、俺の勝手だろ」 タバコを吸いながら俺は言う。 ドンッ 「いい加減にして下さい」 すると、和哉はいきなり壁ドンしてきた。 彼の顔がすぐ近くにある。 俺は言葉を失った。 「言う事を聞かないと、痛い目見ますよ?」 その時の俺には、この台詞が何を意味するのか分からなかった……
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