金が無い女

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金が無い女

学生時代の友人から、久し振りに電話があった。 彼女は結婚していて、専業主婦だった。 19時に居酒屋で待ち合わせをすると、 彼女は18時に着いたから、早く店に来いという。 学生時代から、マウンティングが鼻に付く女友達だった。 約束通りの19時に店に着くと、彼女は既に、酒に塗れて、 出来上がっていた。 芋焼酎の黒霧島をボトルで開けている。 目の前には、刺身の食べ残し。 しかも、久しぶりだというのに、2人の子供まで連れて来ていた。
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