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「解って居ると思うが、天満(てんま)よ。いい加減この家を継ぐのだ」
「おいクソオヤジ。俺は何度も言っただろう、俺には夢があるんだよ」
早朝、家の道場に呼び出された俺はクソオヤジと向かい合いながら、鏡の様に二人を映すワックスのよく効いた床の照り返しの所為で、クソオヤジのただでさえ乱反射する頭がさらに輝いて見えた。
「お前夢って。まだ諦めて無かったのか、最近は家に居るからてっきり」
「だから、今は書類いっぱい書いて事務所に送ってるんだよ!俺はこんな道場つがねぇ!絶対日本を代表するアイドルになってやるんだ!」
「、、、、、反対してなかったけど、けどさぁ」
「何だよ!クソオヤジだっていいって言ってたじゃんかよ!何で今更反対するんだよ」
そう言い、立ち上がった天満は道場を亜tにしようとしたがすぐさま呼び止められた。
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