光と陰

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光と陰

 何故かなんて分からない。だって、彼はあんなに私を呼ぶ。私を見ている。言葉無き代わりに、直情な瞳に熱を束ねている。私もきっと、惹き付けられたたくさんの中の一人。  私の知る彼は、人懐こい狼犬だった。
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