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特殊テロ対策部隊コンドル1
それから一時間後李少佐から電話がかかって来て行方が分かりました、拘束したグループは核実験場の建物を占拠し参謀総長を監禁しています、日本政府と前回捕まった6人を解放、
するように交渉しろと言っています、要求が受けいられない場合は残りのプラトニュームのフタを空け放射能を拡散させると言っています、人数は陸軍の情報部に所属している5人、
と第35歩兵中隊の指揮官以下20名です、
日本政府とは国交がないので交渉できないと言っているのですが、ここで放射能を拡散させればピョンヤンは壊滅して、放射能は偏西風に乗り日本の上空に達して多くの都市が、
汚染されると日本政府に言えば必ず要求を飲むはずだといったので、後プルトニュームは何個あるのだと聞くと残りは一個のみでこれで核弾頭を造ると広島型と同じ威力になり、
ますと言ったのです、
日本政府と交渉している国交がないので中国に依頼するので時間がかかると時間を引き延ばしてくださいと言うと、いまの所期限は言っていないので大丈夫と思いますがと言った、
のです、容器を調べましたが簡単には開ける事は出来ません、手榴弾くらいでは破壊されません、多分容器を開ける鍵は別に保管されているでしょうが奴らは手榴弾か爆薬で破壊、
しょうとしますが無理です、
それを知れば参謀総長の命と引き換えに鍵を要求するでしょう、気がつかなければ救い出すチャンスはあります、いまだかって鍵の要求が無いと言う事は爆薬で簡単に拡散させる、
と思っているのですと話し、これから私のチームを率いて行きますので、領空侵入の許可とピョンヤン基地への着陸の許可をお願いしたいといい、大元帥は何と言っているのです、
かと聞くと、
カンカンに怒っていますが参謀総長が殺されれば、クーデター派に従うしかないでしょう、閣下の事はこの前の件でよく知っていますので喜んで協力すると思いますと言ったので、
す、みんなに非常召集をかけて今井と新之助をともない羽田に急行したのです、装備を点検して今井と新之助には国内でバックアップを頼み、総理に連絡してヘリに乗り込んだの、
です、
今回がコンドルとしての初めての出動だ現地の指揮は杉村君に取ってもらう、私はクーデターが起こった場合に備えピョンヤン基地にて待機する、もしそうなったら李少佐と、
ミグに乗りクーデター派を現場に近づけないようにする、プルトニューム拡散は鍵が無ければ不可能だ、キム参謀総長の救出を最優先するのだ、出来る限り殺傷は控えてほしい、
が、
敵は20人以上だ発砲は許可する、また救出方法は杉村君に任せると言ったのです、ピョンヤンまでは3時間半だこの分だと夜間飛行になるだろうと言うと、杉村が新庄は夜間飛行、
の訓練も受けています大丈夫ですと言ったのです、二時間半で北朝鮮の領空に入るとレーダに二機の機影が移り李少佐ですピョンヤンまで誘導しますと言うので杉村が了解した、
追尾すると言ったのです、
ピヨンヤンへ着陸すはると司令官が出迎え高杉が久振りですと握手をすると会議室に通すので全員がイスに座ると、副官が今の所動きはありません、参謀総長以下人質は20人い、
ます、敵は総勢27人です、建物の何処にいるかは不明です、建物から10km以内に近づくなと言っていますので、10km付近を陸軍が取囲んでいますと言ったのです、20人の陸軍、
兵士が入って来て、
中尉が陸軍特殊部隊の朴ですと、敬礼しても我々も救出に参加してコンドルの配下に入ります、敵の人数と人質が多いので10人では無理ですと言うので、わかりましたと言い、
杉村が我々のヘリには赤外線探知装置がつけられています、上空3000mを飛行すれば地上では音は聞こえず気がつかれません、山田回りの地形はどうだ夜間偵察できるかと聞、
くと、
建物に明かりがついていれば可能ですし、一番高い山は1500m位です3000mでは山にぶつかる、心配はありませんが横風が吹いていますから、気をつけなければなりませんと言う、
ので、それでは給油が終り次第敵の人数といる場所を確認してきますといい、新庄、山田はヘリに乗り偵察に出かけたのです、しかし建物を見ると高原の真ん中であり、回りが、
見通せますので近づくのは大変ですねと言うと、
朴がそれなので我々も手をこまねいていたのですと言うので、杉村がここへの水道、下水道はどうなっているのですかと聞くと、朴が地図を指さしこの小川に繋がっておりますが、
この付近に監視カメラがあり、センターの警備室でモニターされていますと言うので、後カメラはと聞くと建物の周りには沢山の監視カメラがセットされています、電源をきれば、
映らなくなりますが、
侵入には気づかれてしまいますと言ったのです、カメラの映像の送電線を聞くとこの処から外に出て送電線の下に情報線が全てまとめてセンターに行っていますと言うので、ここに、
森みたいなのがありますがと聞くと公園になっていましてそこの中に鉄柱がありセンターへ行っているのですと言うので、ここには監視カメラはというとありません、しかしこの、
公園は建物からは随分距離があり、
公園を出るとすぐにこの監視カメラに捕まりますと言うので、いや、この公園の鉄柱の下にあるボックスで排水溝の監視カメラの配線を見つけて、このエンドレステープに記録され、
た映像を繋ぎ、カメラの線を切断すれば異常のない映像が映るわけですと言い、この辺では監視カメラには映らないのでここから映像を記録します、トンネルは丸いので左右反対、
から映しても判別できません、
音声まで拾う装置なら侵入した時の足音でわかりますが、音声も拾う事になっていますかと聞くと、いや映像だけですというので、それならこの手で行きましょうといい情報係りの、
鈴木にどうだと聞くと、恐らく線を間違わないように端子盤には記号がふってあるはずですと図面と配線図を見ていましたが、これですこの端子が排水溝のカメラのインです、
ここにこのビデオカメラのアウトを接続すればこのテープから流れる映像がモニターに表示されます、切り替え時にノイズが乗りますが、殆んど気がつかないですよと言ったのです、
朴が凄い近代兵器ですね、我々は10年は遅れていますよと言ったのです、後は侵入経路の打ち合わせです、それは偵察から帰って来てからにしましょう、5人づつ別れて侵入します、
大勢だと気づかれる可能性があります、
5人小隊に分けて下さいと頼んだのです、司令官が成る程このチームなら救出も容易ですねと言い、まずは腹こしらえしましょうと連れだって隊員食堂に向かったのです、食堂に着、
き席に座ると沢山の朝鮮料理がならんでいます、ビールで乾杯して高杉がこれはご馳走ですねと言うと、司令官が遠慮しなくて沢山食べてくださいというので、焼肉を食べてこれは、
美味いと喜んだのです、
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